大学生の頃、友人と二人で、学生街の洋食屋で「ミックスグリル定食」を食べていた時のこと、なんとサラダに元気なイモムシが、とても美味しそうにムシャムシャと葉っぱを食べているではありませんか!
一緒に行った友人は、気持ち悪がって食べるのを止めてしまいましたが、私はむしろ元気なイモ虫の食欲につられて、より美味しく頂いてしまいました。そして、食べるのを止めてしまった友人の分も合わせて、二人前食べてしまいました。
最後に、イモ虫とイモ虫が食べている一枚の葉っぱを残して、店員に「イモ虫いたよ!」って、他の客に分からないように伝えてあげたら、二人前とも無料になってしまいました。そんなつもりで伝えたのではなかったのですが、貧乏学生としてはありがたい限りでした。
大学を卒業し、社会人になり、経営者になり、自分にとことん厳しく、人にも厳しく、時間に厳しく、お金に厳しく、何でも白黒ハッキリさせて生きてきましたが、あの頃のように穏やかに生きた方が幸せなんじゃないか、と最近思います。