長野県南部の大鹿村では、昭和36年(1961)の豪雨で、大西山が大崩壊し、42人が犠牲になりました。慰霊碑が建立されています。
ここで、地形、地質、降雨などの崩壊の要因を語るつもりはありません。これを語るのは私の専門ではありますが、既に多くの学者が語っていますから、ご興味のある方は検索して下されば沢山出てきます。
それよりも、この災害でお父さんを亡くされた、地元の中学生の作文が、私の頭から今でも消えません。おそらく永遠に消えないと思います。
「どうして人を死なせたんだ、山のバカヤロー」
昨日まで幸せにキャッチボールをして遊んでくれた、お父さんを死なせた山は、バカヤローです。私も一緒に叫びたい「山のバカヤロー」
全国各地に、災害に関連した慰霊碑があります。気づいたら、是非、近くに行って、お祈りをして下さい。お願いします。きっと、喜んでくれると思います。