自分の仕事を好きなことにするには?
今の自分の仕事が好きな人は、好きなことを仕事にしたから、仕事が好きなのだろうか?
いや、そうでもない人も多いと思う。そうではなくて、関わったことを好きになる努力をしたから好きになった、という人も多いと思う。その方が圧倒的に多いように思う。
見ていると、関わることをすぐに好きになってしまう人と、なかなか好きになれないでいる人がいる。どちらが良いとか悪いとかいうものでもないが、どうしてだろう?その違いは、いつ、どうして生まれるのだろうか?今までの人生経験か?成功体験の有無か?警戒心や好奇心の違いか?しかし、冷静に自問自答することで、ほとんどの人は、自分についての答えを知っている。それをしっかり自分で見つめることができたら、そこがスタートラインである。
スタートラインに立てば、あとは全力で走り抜けるだけ。そして全ての人は、その人固有の得意なことを持っている。必ず持っている。
私は、自分でコツコツと調べたことを学会などで発表することや、写真で個展を開くことが好きだ。正にこのブログのタイトル「Geography & Photography」の世界である。そんなことをしている時は至福の時である。しかし、最初から好きだった訳ではない。沢山の場数を踏んで、失敗も沢山して、多くの先達にご指導を頂いて、その結果好きになったことは確かだ。
写真は、とある学会での研究発表のワンシーンである。この写真では背中しか見えないが、参加者が振り返ると、日本の著名な学者たちばかりで、何回やっても緊張する。そして、この緊張感がまた心地良いことも確かである。