宮崎県では、日向灘(宮崎県の海岸の遠洋)を震源とする地震が繰り返し発生しています。
歴史上最も規模の大きかった地震は、寛文二年九月二十日(現代の暦に直すと1662年10月31日に当たります)に発生した、「外所(とんどころ)地震」と呼ばれている地震です。
山崩れや家屋の倒壊、津波も発生して多くの人が犠牲になりました。この時の供養碑が、宮崎市の木花というところに建立されています。
そしてこの供養碑は、その後も50年毎に建て続けられていて、現在一番新しい供養碑は平成19年(2007)に建てられています。
このように、過去の災害を忘れることなく伝承していくことは、未来の防災にとって大変有意義なことです。