鹿児島の桜島は、日本人ならほとんどの人がご存知だと思います。
今も盛んに噴煙を上げ続ける活火山です。
大正3年(1914)年1月12日、桜島は大噴火をしました。
この時の犠牲者は58人。沢山の溶岩や火山灰を噴出しました。そしてこの時に流れた溶岩によって、桜島と大隅半島の間の海が埋められて陸続きになりました。
写真は、もとの高さが3mほどあった神社の鳥居が、上部1mほどを残して火山灰に埋没してしまいました。この時の状況を未来へ伝えるためにそのままの状態で残されたものです。日本には、このような災害にまつわる遺構が各地に残されています。
願わくは、もう少し目立たせてくれたら、専門家ばかりでなく一般の方々にも関心を持ってもらえるのではないかと、いつも思うことです。